ありがとうございました。
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食物繊維のカロリー
これまで食物繊維はカロリーがゼロといわれていました。しかし、人間の消化酵素では分解吸収されないが一部は大腸の腸内細菌により発酵分解されエネルギーとして吸収される、という研究が進み、五訂日本食品標準成分表(2001年出版)から、きのこや海藻にもエネルギーが設定され、一般的に食物繊維のエネルギー換算係数は2kcal/gになりました。
また、特定の食物繊維素材については大腸での発酵分解率からエネルギー換算係数が求められ、寒天やセルロースは0kcal/g、難消化性デキストリンは1kcal/gなど個別に定められています。
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かつては無用なものとされていた食物繊維ですが、今や欠かせないものとの認識が行き渡っています。
特に、ダイエッターには強い味方。ところが、その食物繊維のカロリー算出法は、つい先頃まで、炭水化物の範疇で一括りにされ、一律1gあたり4kcalとして計算されていことをご存じでしたか?
これが改められたのは2003年になってから。食物繊維のカロリー算出法は1gあたり2kcal相当となり、発酵や分解性によっては1kcal、0kcal(寒天は0kcal、難消化性デキストリンは1kcal)で計算されることになったのです。
80gの炭水化物のうち食物繊維が40gの食品は、かつては80×4=320kcalでしたが、今では40×4+40×2=240kcalとなるのです。
しかし、この算出法はまだまだ認知されていないようで、4kcalで計算されている場合も多いようです。カロリーコントロールをしている方は要注意です。