先週合気道の見学に出かけ、このくらいだったらなんとか自分にも出来そうと思って、今日は入会届と入会金やらなにやらを持って練習に参加した。家を建ててくれる予定の友人と、ふたりでやり始めることにしたのである。友人の紹介を受けて、今後の資産の管理の仕方などを相談したUさんが合気道をやっておられて、話を聞いてみたらよさそうだった＆ふたりとも合気道に興味があった、というのが理由である。

私のほうは、好んで読んでいる内田樹が合気道をやっておられ、その視点から身体論などを書いていたことや、某所でつながりのある武道家の先生が昔合気道をやられておられたことなどから、Youtubeで合気道の演武などもよく見ていたりしたもので、今回のご縁は渡りに船といった感じであった。

入会させていただいたところは、がっちり武道するというよりは、呼吸法や身体の処し方などにかなり重点を置く流派のようで、そういうところも良いなぁと思っている。先生も男性だけれども、大変にソフトで、いい感じに力が抜けておられ、来られないこともあるので少しずつ長くやっていきたいという私の希望にも理解を示してくださった。
先生は週末公的な武道場を借りて教室を開いていて、参加者は約20名くらい、ほとんど社会人、男女は６対４くらいだろうか。70代とおぼしき老婦人も参加しておられ(実にかくしゃくとしていらっしゃる)、本日は母親の練習についてきた小さい女の子も体操などに参加していた。


道着などは頼んだのだが間に合わず、今日も私服で参加。来週は杖と木刀が要るらしいので、これも今日あわててネットで購入。ネットで何でも買える。便利な世の中だぁ。

それにしても初心者のため技がうまくかけられない。身体が動かないというよりどう動かしたらよいかさっぱり分からない。見て動いて感じていくしかない。一番良いのは、とにかく上手な方にくっついていって、組んでもらって何度も繰り返すことのようだ。



これを書いている間に息子行方不明、このあと三時間以上探しまわって警察のお世話になる。息子が警察に世話になったのはこれで4-5回目であるが、我が家族は兄は喧嘩、父親は兄弟の不祥事の手伝いをした疑いで捜査令状をかけられ、私は子ども時代に塀から落ちて怪我をしてパトカーで運ばれるという警察沙汰家族で(爆)、まぁ息子の捜索なんかは兄貴や父親に比べたらなんとも穏やかなものだと思ってしまえるつっこみどころ満載な家族である。ねむいさん、年越しブラックスピーク楽しみにしてますので(笑)。

10-12まで査察の勉強のため福岡へ。

似たような種類の査察をうちでも実施しているため、他の機関の査察に参加させてもらい、お互いに勉強をするというもの。滅多にない機会なので、夜も飲み食いしながらお互いに「こんなときにはこうこう」とか「こういう仕組みになっていてこのようにする」というような話をずっとしていた。対象が違うが同じ原則に基づいて行うという査察であるにかかわらず、違いがいろいろとあって興味深い。この違いは、根拠法が異なるほか、社会的背景を含めた現場の状況がそれぞれの査察プログラムによって異なることを反映している。



査察というのは公的な評価である。対象の法令遵守の状況や整合性、正確性を評価するために、査察する側の整合性、正確さというものも問われる。また、評価は対象にフィードバックされる。フィードバックの仕方も問われなければならない。相手がどのような状況でありそれはどのような理由でどのような方向に修正されていくべきなのか、相手が理解できるように伝える技術も査察する側には問われていると思う。現実にはなかなかそこまでできるほどの経験と技術をもつ者は居ないわけだが(自分も含めて)。