No.34さん、
長いです。凄く長いです。長すぎです。
それだけ、貴方の気持ちが伝わりました。
涙が出ました。
食べる事に対する罪悪感、少しずつでも減らせたらと思います。
本当に長い文章。
打つのも大変だったでしょう。
だけど、本当にありがとう。感謝しています。
No.34さんの書き込み、すごく考えさせられました。
このスレ、皆にちゃんと読んでもらいたいです。
その文章で改めて考えさせられるよね
本当に多くの方達に見てもらいたいかな
私も摂食障害だった時期あったんだけど、今なんとかなってる。
もう誰にもあんな思いはしてほしくないよ
No.35さん、No.34のないしょです。
あんなに長い文章(投稿する時に凄まじい長さだったことに気付きました笑;)を読んで下さり、ありがとうございます。
「ありがとう」の文字を見た時、泣きそうになりました。私こそ、本当にありがとうございます。
№34のないしょさんの話
何度も読みました
投稿してくれてありがとう
凄く難しい問題だけど、もしかしたら私も誰かの力になれるかもしれない、と思って、一生懸命伝えたいと思います。参加させて頂きます。
私は去年の春頃からダイエットを頑張ろうと意気込みました。
何を頑張るかというと、カロリーを計算して、1日1200カロリーに抑えようと思ったのです。最低でもそのカロリーは摂取しないといけないので、なら最低値まで抑えようと思いました。
食事はいつも腹八分目で終わる。すぐ片付けて歯を磨く。お茶を沢山飲む。効果的だよと聞いた事を実行しました。確かに、そこまでひもじいと思った事はありませんでした。なかなか我慢出来るな、寧ろ「これで綺麗な身体が手に入る」と思えば、全然苦痛ではありませんでした。
そこから徐々に、食事内容が変わっていきました。サラダを多く摂り、夜は炭水化物を抜きました。でも苦痛ではありませんでした。寧ろ楽しかったんです、体重計に乗る度に効果が出ている。ますます自分を応援しました。
満腹効果が得られると聞いたので、ところてんや寒天を食前に食べました。確かに満腹感があります。そうしたらサラダだけで満足するようになりました。朝はしっかり食べていたのが、茶碗にご飯少しだけ盛るようになり、その他は大抵サラダ。勿論、ドレッシングはノンオイル。そうするとサラダの内容もドレッシングの味も偏っていきました。
そんな毎日を繰り返していたら、なんかもう食べる事が面倒になり、お腹が空かなくなってきました。ご飯を見ても食べたいと思わない。美味しそうとか、そういう感情がどこか行った。
その時は夏でした。
更に運動も加えれば痩せると思って、運動もしました。
夜、食後に動いたら効果的かなと思って夜に動いてました。それがだんだん過剰になり、まだ、まだ脂肪燃やす…と思って、真夜中まで続けていました。黙々と。それでもこれで好きな服が入る、綺麗に着こなせると思ったら苦痛ではありませんでした。
深夜まで身体を動かし、次の日は早く起きて学校へ行く、学校で眠たいまま友達と過ごし、家に帰ってきたら即寝、夜に起きてまた運動。…一体いつ食事していたのでしょうね。取り敢えず3食は食べていませんでした。
連休に入り、深夜まで動けるぞー!と張りきり、毎日運動していました。中毒みたいになって、その運動をしなければその分脂肪が付くとか自分を脅迫するようになって、日の出まで起きてる事もありました。そして昼に起き、また動くのです。家で。夕飯はちょろっと食べ、また深夜まで運動する。こんな毎日でした。
暑い時は本当にフラフラで辛かったです。それでも動かないと太るから、と思って運動していました。久々に体重計に乗ってみました。物凄く減っていました。嬉しいと感じました。
でも、会う人会う人皆に「どうしたの!?」と言われるようになり、自覚の無い私には何のことだか分かりませんでした。数値ではそれなりに落ちていたものの、見た目では自分の満足が行く程痩せていないと思っていました。
なので、連休が明けるまで延々と続けました。この間、食事が楽しいなんて感じた事がありませんでした。寧ろ食事の時間が嫌いでした。どうやったら食べなくて済むか、という事を考え始めていました。この時既に1日の摂取カロリーは1200カロリー未満でした。空腹が快感と感じた事さえありました。
連休が明けてからバイキングに行ったり、旅行に行ったりする機会がありました。
そこで今まで溜め込んでいたのが爆発するように、今までの私じゃ有り得ないくらい食べました。食後、後悔しました。また太る、この分を動いて消費しなきゃ、と。また動きます。でも甘い物が食べたくて仕方無くなり、チョコを食べました。止まらなくなりました。1日に板チョコ3枚は当たり前になってしまいました。
取り敢えず食べて食べて、もう頭の中はチョコのことだけになりました。毎日チョコの為に生きてるって感じです。学校行っててもチョコのことばかり考えてしまうのです。チョコの為に早く帰る。皆、放課後楽しそうにオシャベリしているのに、私はチョコが食べたいから帰る。そんな日々を送っていました。
チョコ以外のものも沢山食べました。どれも食後、とても罪悪感が残ります。これを吐き出したらカロリー摂取しなくて済むよね…吐きたい…。何度も思いました。でも吐くなんて食べ物が勿体無いし汚いし辛い。そんな事したらきっと私は私でなくなってしまう、と思って、嘔吐はした事がありません。でも罪悪感はあります。何度も自分を責めました。嫌いになりました。辛かったです。誰にも言いませんでした。言いたくありませんでした。考えてる事は食べ物の事ばかり。でも太りたくない。でも皆私を死人みたいだとか骸骨みたいだとか言う。それでも痩せていたい。
自分の中で色々葛藤はありました。いつしかこの行動が「摂食障害」という病気だという事を知りました。「過食性」でした。私は辛くてネットで調べてみました。すると、同じように悩んで苦しんでる人を沢山見付けました。皆私と同じような症状だったり、もっと苦しんでる辛そうな人もいました。そこで私は摂食障害の症状や原因等を知りました。
食欲を抑えてストレスを溜めると過食になる、と書いてあったのですが、当時の私は苦痛に感じた事など無かったので、まさか…と思っていたのですが、身体は十分こたえていたみたいですね。その時に生理は来ていませんでした。元からちゃんと来る体質ではなかったので、またか、と思って放っておきました。いつか来ると根拠の無い自信を持っていました。
胸が無い、服が無い、皆が心配する、痩せたのに綺麗って言われない。
あれ?私が想像していたものと違う。だんだん気付きました。
食事が楽しくない。なんで私食べ物の事を考えながら友達と過ごしてるんだろう。もっと会話に集中しなきゃ。
ある時、過食の最中に自分を正当化する為に、今食べてる物は確かに脂肪になるかもしれない。でも前摂らなかった分だし~骨になるよね~。あと、胸!これ全部胸の栄養分!それでまた身長伸びるかな~ などと思い始めました。
そんな風に思い始めると、だんだん食後に自分を責めなくなってきました。普通に、「ああ美味しかったな」と思うようになりました。今までの私、食後に美味しかったなとかしみじみ思う事などありませんでした。ただひたすら「また食べてしまった…さあ今から動いて燃やそう!」だけでした。
それが美味しい~と言うようになり、食べる事、食べる物がある事、食べられる事に感謝するようになりました。すると本当に罪悪感は感じなくなり…だんだん食事が楽しくなってきました。前は食べる事が楽しくなくなり、食べるのが面倒臭くなり、食べない空腹感が快感になり、それが爆発して逆に食べる事しか考えられなくなり、食べてる間は頭真っ白だし、無言で食べているし、食べている間は必死で「美味しい」とか感情を漏らす事はありませんでした。感謝なんてもってのほかです。
私は食べる時に誰かと「美味しいね」って言って食べると、凄く楽しくて過食しなくて済む事に気付きました。過食する時は誰とも食べたくありません。誰にも見せたくありません。無意識に自分1人の世界に浸ります。
そんなもの、ちっとも楽しくありません。
やっと気付きました。なんで責めるの?自分に罪悪感を持つって、どうして?食べて何がいけないの?食べられるこんな素晴らしい環境に生まれてきたのに、どうしてそんな事をするの?
お父さんが毎日一生懸命働いて、お母さんが愛情を込めて作ってくれる料理。今日も明日も明後日も、どうしたら食べなくて済むか、どうしたら摂取カロリーを減らせるか、そんな事ばかり考えて食べて何が美味しいんだろう。そんな事考える暇あったら、「美味しいね、流石だね、ありがとう」って言ってあげる方がずっと素敵。食後に自分を責める時間を「最後くらい私がするよ」って後片付けしてあげる方が良い。やっと、やっと気付きました。気付いて実行する事が出来ました。
気付いて実行して、罪悪感が完璧に消えたのは今年になってからでした。それまでは「過食」という病気と戦っていました。1人で。誰にも言いたくありませんでした。
今年の夏でちょうど1年です。あっという間ですね。私はこの1年で知らぬ間に拒食症になり、急激なダイエットをしてしまい、過食になり自分を責め続けました。しかし気付いて治せました。感謝して自分を慰めて誉めてあげました。人はそれぞれ違うんだから、別に私はこうあってもいいんじゃない。それが個性なんだから。それを理解してくれない人の方がカワイソウだよ。だって今の私なら友達がどんな姿であれ、個性だって受け入れられるでしょ?皆違って当たり前。皆違うから面白い。皆違うから「皆」だって言える。ポジティブに考えるようにしました。
私は色々考えました。1年間のことを。ある意味、良い経験が出来たと思っています。だからやっぱり自分を責めたりはしません。1度こういう風になったので、やっぱり女のコは胸があってぽっちゃりしていた方が可愛いと思うようになり、痩せているだけが綺麗じゃないと思うようになったし、そういう体型が女のコなんだと思いました。それが女性であるように、神様は脂肪が付きやすい身体に作ったのかな。それはそれでいいや。私は今、凄く幸せ。凄く楽しい。食べる事も、料理をする事も楽しくなりました。
私は摂食障害は病気だと思っていません。今になって言えます。あの時は病気だと思っていたけれど、摂食障害は「体質」だと思っています。ちょっとカロリーを減らして、身体に思わぬ負担をかけてしまったから、そういう体質になってしまった。でも自分の気持ち次第で体質は改善出来ます!凄い短い期間でしたが、私は克服しました。皆さんから見たら、凄い軽い物で、もしかしたらこんなの摂食障害のうちに入らないかもしれません。嘔吐もしなくて済んだし。でも私にとっては感じた事の無い苦痛というか…辛い期間だったので;自分の気持ち次第でこうも変わるとは自分でもびっくりしています。
食べる時に、感謝をして楽しむだけで、本当にホルモンの動き方が変わってくるそうですね!昔の、太る…と思って食べる私じゃ、そりゃ確かに太るようにホルモンが動くでしょうね;でも今のように楽しい!美味しい!と思って食べていると、体重は増えなくなりました。
今は161cmの44kgです。勿論、去年より増えましたが、罪悪感はありませんし、後悔はしていません。急激に痩せた所為か、胃下垂みたいになってしまい、現在は過食では無く大食いです。でも、沢山食べても、幸せと思う事で体重の増加はありません。やっぱり、気持ち次第なんだと改めて思います。
これが私の摂食障害の体験から今での心持ちです。
病気だなんて重く思わずに、体質を改善してやろう!と明るい気持ちで楽しく過ごして下さい。絶対大丈夫です。生物は食べる為に生きて、生きる為に食べるのですから、食べる事に罪悪感を覚える必要はありません。太る?胸が大きくなるんですよ!女性らしくて素敵じゃないですか!モテますよ(笑)
自分を責めないで、誉めて、食べられる事に感謝して、体質改善いたしましょう。
分かりにくい、つたない文章ですみません。精一杯伝えようとしました。もう感無量です(笑)
拒食→過食→拒食→拒食+チューイング。ダイエットしすぎるとカラダも心も脳もダメージうけるよ。拒食になったら一生かけて治療しなきゃなんない。健康はお金で買えない
ここの掲示板は無理な目標やどう考えても低すぎる体重を目標にしていつ人が多すぎると思います。
そういうあたしも痩せたくて摂食障害になってしまったので説得力無いかもしれませんけど、完全ではないにしろ克服した今あたしが思う事を書こうと思います。
世の中痩せてるモデルさんとかたくさんいて憧れる気持ちも分かります。プロフとかみてこんな体重になりたいって思うのも分かります。
だけどその数字が本当なのか、健康を損ねてまでやることなのかじっくり考えてみてください。
あたしは高校生で摂食障害になり、入院や体力の低下などで修学旅行に行けなかったし、同級生の子と一緒に卒業する事も出来ませんでした。
食べられない事で親を傷つけ、家庭が崩壊しそうになったことだってあります。
自分のせいなんですが、今すごく後悔しています。
この病気になったあたしが今1番伝えたい事は
1度きりの人生、体重ばかりにとらわれて大切な事忘れないようにしてください。
痩せなくても幸せになれます。彼氏だって作れるし、水着だって切れます。
逆に痩せすぎてしまったら洋服はないし、水着をきたら気持ち悪がれるし、街を歩いたら骸骨みたいとかきもいとか暴言を吐かれることもあります。
痩せても綺麗になれるかといったらそうではないと思います。
それぞれに似合う体型があり、いきすぎても見苦しいだけです。
見た目をよくしたい気持ちも分かりますが、適度にやることが大事だと思います。
実際に1番痩せていた時よりも今のほうがいいと多くの人に言われます。
体重ばかりにこだわらず、家族や友達と食事をする楽しさを忘れず
健康で楽しい人生を送ったほうがいいとあたしは思います。
体重は自分から言わない限りわからないんですから。
そんなことばかり気にして無駄に時間を過ごすより、内面を磨くとか
今を楽しむとかしてもっと有効に時間を過ごして欲しいと思います。
乱文しつれいしました。
もし傷ついた方がいらっしゃたらごめんなさい。でも本心です。
あたし自身も痩せすぎているときは気がつきませんでしたが、
正直今摂食時代のころの写真をみると自分自身にも関わらずぞっとするし
こんな子が周りに居たら怖いなって思います。
それでも見捨てないで克服するまで付き合ってくれた家族や友達がいました。
今、摂食障害で苦しんでる人に言いたいのはその体重でいることが
ほんとうに1番大切な事なのか、こっと大切な事は無いのか考えてみてということです。
治らない病気ではないです。
焦る必要は無いと思います。あたし自身もたくさん時間はかかりました。
でもあきらめないでください。
大切な事、思い出してみてください。
原因??
最大の原因は、もう十分痩せてる人が、
「痩せればもっと綺麗になる」と信じて
それ以上に体重減らし続けることじゃないかな。
すでに痩せてる人は、
それ以上体重減らしたからって綺麗になるわけないのに。
↓ごめんなさい。
「これ食べたら…太るのは…」でした。笑
拒食症の高2です。今年の二月から
回復に向けて心療内科などに通っていて、一進一退
といったところです。
心療内科の受診を薦められて、自分の病気を知ってからいろんなサイトや本を読み、NO.27さんが説明してくださっていることなどを知りました。
過食衝動は何かの栄養不足(そのほとんどが糖質不足)で
おこります。私も三食食べるようにはしてますが、
たまに過食衝動がきます。前の過食がおさまり、「少しご飯をへらしちゃえ」なんて思ってご飯を減らし、体重が減ってくると必ずおこります;;
当たり前のことです笑 栄養不足に加えて拒食期間があったこともあり、過食衝動はすごいものになります。
そんなときは必ずお米を食べます。菓子類は血糖値を
すごいスピードで上げるため、過食衝動のときに欲して
しまいがちだそうですが、下がるのも早いので中毒みたいになってしまうことが多いそうです。
動物性たんぱく質をしっかり食べるのがまだ怖いので、過食衝動の原因は糖質不足だけじゃないかもしれませんが、たいていご飯を食べるとおさまります。
(拒食からの回復期の過食に悩んでる人にも参考にして欲しいです。お米ダイエットのスレッドがいいです^^
さて、何が言いたいかというと、私も拒食になるまでは普通に、ぽっちゃり体形に悩む高校生でした。ダイエットは何度も試みたし、「明日から腹筋100回!」なんてポスターだけ作って「景気づけ」に毎日お菓子ばっかり食べてました。そのとき「これ食べなかったら太るのは…わかるけど…いや、やっぱりわからん!食べてしまえ!」と思って食べて、後日体重計に乗って後悔するときの気持ち。これも何度も何度も体験済み(笑)なのでよく分かります。
過食を経験するまえは、「拒食のあとは総じて過食に転じる」と聞いても、「今までどおり我慢すればいいじゃない」と思ってました。しかし、過食のときの衝動は、いろんな方が言われているように「我慢」の問題ではありませんでした。頭がサーーって白くなります。血管が流れる音が聞こえるようです。食べながら次に食べるものを目で探します。そわそわして手が震えることもあります。何より頭が、脳が、ダイレクトに食べ物を取り入れることを命令してきます。それはお風呂に入ったり、軽く散歩したらおさまる「物足りなさ」じゃないんです。
わかりにくい文章ですみません。これが私が経験した(今もたまにしている)過食衝動です。ちょっとでも違いがわかっていただけたら嬉しいです。
※何か変な点とかあったら指摘してください;;
長々と失礼しました。
NO.18さんへ 過食症(摂食障害)は理解されにくい病ですから仕方ありません。だから謝らなくていいんです。
ただあなた自身や周りの人が摂食障害にならないよう知識として知っていただけたら幸いです。
まず過食はストレスや両親との関係からの愛情不足とも言われますが、一つに無理なダイエットによる身体が飢餓状態になってしまうからだと言われています。
■過食は食欲が止まらなくなる病気■
過食症とは満腹中枢がバイパスされることによって満腹感が起こらず、そのために多食する病気です。過食の原因を問うと、ストレスの返事が返ってきます。では、なぜ食欲が止まらないのでしょうか?ストレス説では食欲が止まらない理由は説明できません。それは、ストレスが過食衝動の原因でないからです。過食衝動は「飢餓」によって蓄積され、ストレスが引き金になって開放されます。
ストレスで過食衝動の堰が開放され、食餌行動が直接起こされるとき、満腹中枢が働かないために満腹感がなく、したがって執りつかれたように食べるか、または、低カロリー食品をいつまでも食べ続けることになります。
食餌行動が摂食中枢と満腹中枢のペアを経由しないで直接的に起こされ、そのために満腹感が喪失しているかぎり、体重がたとえ標準のマイナス20%以下であろうとなかろうと過食症にかわりはなく、両者が移行することもありません。
医食同源といいますが、食事が病気の原因になることがあるのです。摂食障害者も今は心の病気とみなされ、患者もそのつもりでいますが、食事が病気の原因であることがあるのです。
■摂食中枢と満腹中枢■
日本人成人女性の栄養必要量は蛋白質50g、脂質40g、糖質180gです。ビタミンB1 1.0mg、ビタミンC 100mg、ビタミンD 2.5ug などです。
これらの栄養の摂取をつかさどっているのは、脳の間脳にある摂食中枢と満腹中枢です。この2つの中枢は常にペアで働いていて、さまざな栄養素のうち糖の流入だけをセンスして食欲をコントロールしています。
摂食中枢は血糖が下がってくると空腹信号を出して食餌行動をうながします。空腹信号が出てから、私たちが実際に食事をし、その結果血糖が高まってくるまでに時間がかかるのを摂食中枢は知っていますから、早め早めに信号を出します。空腹信号が出ると、血液中のグルカゴンや脂肪濃度が高まり、消化器官の蠕動が始まります。そのような体内の変化を察知する感覚が、空腹感です。
一方、満腹中枢は食後、血糖の上昇を感知すると、満腹信号を早めに出して食べるのをやめさせます。このように、摂食中枢と満腹中枢がペアになって働いているときは、満腹感が得られます。
日本人女性の糖質必要量は180gで、そのうち、大脳が144gを消費し、全身の細胞が36gを消費します。
摂食中枢は血糖をセンスしているので、蛋白質や脂質、ビタミンが不足しても空腹を感じませんが、糖質の摂取量を減らすと、空腹感が強くなります。
■飢餓の定義■
過食は飢餓によって起こります。それでは、飢餓と空腹の違いは何でしょうか?
ヒトが3~4日間絶食すると、食物からの糖の流入はなく1日当たり筋肉から75gと脂肪160gが遊離し、アミノ酸、グリセロール16g、脂肪酸160gに分解され、肝臓と腎臓で合わせて180gの糖が合成される。このうち、脳で144g、血球で36gが利用される。
ここに書かれているのは、糖の流入が途絶えると、カラダは160gの体脂肪と75gの筋肉からカラダに必要な180gの糖を作るということです。これは糖を75g以上摂れば、筋肉の分解が免れると読むこともできます。
筋肉の分解が始まるような栄養状態は生命の維持にとって危機的な状況です。これまで、飢餓の定義はあいまいでしたが、カラダにとって危機的な栄養状態を飢餓とすると、定義が明確になります。飢餓とは糖の流入が1日に75gよりも少ないとき、または体脂肪の貯蔵量が残り少なくなったときと言えます。
このような状態が続くと、カラダは危機的な状況を回避するために、摂食中枢が空腹信号を出し続けます。したがって、脳が1日中食べもののことでいっぱいになり、過食衝動が蓄積されていきます。過食症患者は太りたくない一心で、または多食の恐れから空腹をなんとか我慢しようとし、葛藤を繰り返しながら、空腹を通り越してしまいます。
先に述べたように、私たちの摂食中枢と満腹中枢はペアになって外部から栄養物を取り込んで生きています。2つの中枢は主にホルモンを介していて、制御に遅れがあるので信号を早め早めに出しています。
もしも、私たちがこの摂食中枢の信号を無視し続け、飢餓によって食べるときは、摂食中枢と満腹中枢がペアになって働かないので、普段なら早め早めに出される満腹信号が出ないことになり、2時間も3時間も食べ続けなければ、もういいという感覚が得られなくなります。
過食症とは、このように『飢餓によって食べ、満腹中枢がバイパスされるために満腹感が起こらず、そのために多量に食べることになる病気』です。
過食は飢餓で起こり、飢餓を取り除けば治ります。
自分で栄養学を勉強し、自分自身に対して食事指導するしかないのです。
■セロトニンの習慣性■
甘いものを食べると、脳内にセロトニンが湧出します。セロトニンは脳神経の伝達物質で、脳を沈静化させる作用があります。ですから、甘いものを食べるとセロトニンの作用でストレスが軽減されたように感じます。
セロトニンには習慣性も禁断症状もありません。しかし、ラットの実験でも、あるボタンに触れるとエサが出るようにしておくと、そのボタンを学習してエサを摂るようになります。同様に、ヒトの脳も甘いものを食べればセロトニンが出ることを学習しているので、ストレスがあるとセロトニンを求めて甘いものを食べるようになります。
このセロトニンの作用が、過食の原因究明に混乱を招いています。
たとえば、ストレスで甘いものを食べても、身体が飢餓状態でなければ、満腹中枢が働くので、満腹感が起こり、したがって過食しません。ところが、身体が飢餓状態にあるときに、ストレスを受けると、またはストレスを受けなくても何かの口実さえ見つかれば、それまで太りたくない一心で我慢していた堰が一気に切れて、無我夢中で食餌行動を起こしてしまいます。
このときは、摂食中枢と満腹中枢のペアが働かないので満腹感が起こりません。味がわからないまま多量の食品をいつまでも食べ続けます。満腹感が働かないのは、ストレスのせいではありません。飢餓で食べるからなのです。
セロトニンに習慣性はありませんが、飢餓が続くと、脳はセロトニンを要求すれば糖の流入があることを習得し、ストレスがあってもなくても引き金を引いて食餌行動を起こさせます。患者は大量摂取した食品を嘔吐によって排出するので、身体はますます飢餓に陥ります。
栄養不足とセロトニン、過食嘔吐とストレスが悪循環し、今日は止めようと思っていてもちょっとしたストレスでスイッチが入ってしまいます。過食後は後悔、罪悪感、無気力、投げやり、諦めなどから自己評価を下げていきます。食べてはいけないとする自己規制が生命の意欲と衝突し、そこから体重や体型についてのゆがんだ認識が生まれます。
長くなりましたが、栄養不足からきている病気だということをみなさんにわかってもらいたいです。
我慢だけでも、意思だけでも過食は止められないんです。
№18です。
色々ご意見くださった方ありがとうございました。
又、皆さんのご意見も拝見させていただきました。
ただ、ごめんなさい。
どうしても、「我慢する、しないの問題ではない。」「脳が勝手に命令する」という感覚が私には分かりません。
実際そういう感覚に陥っていない証拠かもしれませんね。
私の場合はただ、「あ゛~~!!ここで我慢すればやせるのにぃ~!!!(怒)」と思いつつ我慢できずについつい食べてしまい、後から凹むほど後悔するのと何処が違うのか理解できないんです。そんなとき、歯を食いしばって「なにくそ~痩せるんだ!!」と我慢している人達もいるのですから。
ん~やっぱり、なってみないとわからない感覚なのでしょうね・・・。
NO21です。
終わらない苦しみはないと私は思います。
私が摂食障害になった時代は「単なる我慢が出来ないからだ」と医師なども平気で言ってました。
しかし現在は色んな情報があります。
私は色んな情報、資源を使って回復の道を歩きました。
私が使った資源を書いておきます。
それぞれ合う合わないがあると思いますのであくまでも私が歩んだ道として読んで下さいね。
【 摂食障害の基礎知識 】
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/ED.htm
「日本アノレキシア(拒食症)・ブリミア(過食症)協会」
http://www8.plala.or.jp/NABA/flame1.htm
「E.D.Labo」
http://homepage1.nifty.com/edlabo/selfhelp.htm
人体の不思議で・・・
「食べたいけどがまんして」食事が少なくなると、体と心は
大きなストレスを感じて、少なからず過食につながり・・・
「食べる事を忘れて」食事が少なくなると、前者とは全く
違い、そのせいで過食には(ほとんど)ならない・・・
必要以上に食べ物にこだわらず、「ま、でも太らないようには
気をつけとこう」くらいの心構えで野菜やフルーツを多くとり、
基本的に 生活・夢>健康>ダイエット の姿勢で筋トレや
散歩、ダンベルやヨガなどをコツコツ続ける、がベストかと。
実際この方法でリバ克服しつつある私デス。
「食べる」は「楽しみ・ストレス解消・ガマンしなきゃ」では
なく、「食べる」はあくまで「エネルギー補給&明日の私を
つくる行為」だと、根気強く体に叩き込む事が私の鍵でした。
今アイスをバカ食いしました。
ずっと過食に悩んでます。ツライ
自分が嫌いになる。自分でどうしようもない。
自分の意志が弱いからだってまた自分を責める。
でもほんとに止められないの。
でも痩せたい。痩せたいって思ってるのに余計食べる。
嘔吐できないから太る一方。
治らないのかな。
はじめまして。私も摂食障害です。
今は過食に悩んでいます。でも自分がちゃんとした食事をとってないからだと最近受け入れられるようになりました。
摂食障害はとても辛い病気です。
無理な食事制限はホントにやめた方がいいと思います。
過食がなぜおこるか…という詳しく説明されたサイトがあるので良かったら見てみてください。
http://www6.plala.or.jp/yamaski/overeat/
摂食障害経験者です。(拒食、過食、過食嘔吐)
私の意見を書きたいと思います。
私の意見ですが、「摂食障害の原因の一つが過度な食事制限」
基本的には賛成です。
ただ、私は適度な食事制限を含むダイエットは悪い事ではないと思います。
ダイエットのために運動ばかりしている摂食障害も存在します。
何故そこまで過度な食事制限をしてしまうかの心理的要因が重要だと私の経験で感じたことです。
・痩せたら人生が変わる
・痩せたらモテル
・痩せたら~
(痩せたら物事が上手く行く、人生がリセット出来ると思える)
と自分自身の極度の自信のなさを外見で補おうとしている気持ちが私にはありました。
若さを売りにしてるのと変わらない感じです。
細ければ異性にチヤホヤされてると感じ、また同性に羨ましがられることが中身のない私の自信でした。
ですが結局は極度の自信のなさはついて回り生活の中はストレスフルな事ばかり・・・。日常のストレスや不安な気持ちを我慢していた甘い食べ物で発散してセロトニン(脳内安定物質です。脳が出します)を出す、でも太るのが怖いので吐く。嘔吐の行為でエンドロフィンを出す(人間が危機的状態になった時に脳が出す物質でもっとも沈静効果があると言われてます)コレを求めて・・・。
いつの間にかコレだけを求めて生きているようになりました。薬物の中毒患者と同じです。
今の社会の中に生きていて痩せている=綺麗という風潮があるのは事実です。
でもどこまでを健康的に痩せているとするのかは本来は自分です。
私の回りにはいつも外見ばかり気にする男女しか寄って来ませんでしたのでいつも私は「まだまだ」でした。そうやって相手の評価で人生は進んで行きました。
もしダイエットされてる方が相手の評価、周りの評価、ただそれだけに振りまわされて過酷なダイエットをしているのなら、私のように自分に極度に自信がないが為のダイエットではないか一度振り返って考えて欲しいです。
痩せても本当の苦しみからは逃れられません。
過食や嘔吐の誘惑は想像を絶するものです。ただのリバウンドではありません。脳から出る麻薬が欲しいのですから・・。
>NO12さん
専門職の方かな?と思いました。違っていたらごめんなさい。
日本嗜癖行動学会誌の中に摂食障害について専門職の方の対応が書いてあるものもあります。参考までに。
そのカウンセラーのお友達さんは摂食障害の方を信頼してないのかしら?正直いってすごく不思議です。
NO.18さん
基本的に過食症は拒食症によって栄養不足になり、脳内の
食欲を司るための信号を送る物質が不足する事から起こります。
つまり、本人の意思と関係なしに体が酸素を求めるのと同様に食べ物を求めてしまいます。
ですので「我慢する、しない」の問題では無い所が怖い所だと思います。
そして食べた後は当然太る事が心配となるわけです。
そのため嘔吐をするようになり更に又食べ、また嘔吐と、正に悪循環に陥る事となってしまいます。
そうしているうちに精神的にも障害が出てきてしまうのです。