希さんへ

実をいうと私は胃炎の持病があり、急性胃炎で入院したこともあります。三月に一度病院にいっていますがピロリ菌系の胃炎らしくなかなか除菌できず困っているのですが、ここ何年かは症状は全く落ち着いています。この胃炎が一番悪くなって入院したとき、実は秋ウコンを毎日、かなりの量服用していました。定量をこえて飲んでいた私が悪いと言われれればそれでおしまいですが、これは実はウコンの副作用の典型例の可能性であることを後で知りました。
そのとき、他にこれといったサプリは服用しておらず、日々気持ちが悪くなっていったので胃薬をたまに飲んでいたくらいだったのです。私は案外臆病な人間で体調が悪くなるとすぐ酒もお茶もストップしますが、そのときはアルコールやカフェインを止めても症状はどんどん悪くなりました。ところがウコンだけは胃には関係ないだろう、と食事と一諸に摂取し続けたのです。
もちろん私の症状の悪化の原因がウコンだったとは断定できません。ピロリ菌性の胃炎はストレスホルモンなども大きく関係しますからね。ただこれ以来私はウコンは敬遠するようになりました。
ところがブームとは恐ろしいもので、ウコンのブームはむしろ私が倒れてから過熱してきたのです。
年配の知人でウコンのおかげで肝機能が改善した、とかテレビでウコンがもてはやされているのを聞く度、サプリメントにはブームというものがあり、現在はウコンブームの時代で、マイナス面は見逃されるものだな、と感じました。このブームにならされてウコンを飲んでいる人たちにいくら私がマリアアザミ、アーティチョーク、メチオニンなどすすめても聞く耳さえもってくれない人が多いです。特に年配の方たちですね。ついには私のウコンに関しての体験談を誇張・捏造呼ばわりさえしてきます。「ウコンのファシズム」とまでいうと私も過剰反応かもしれませんが、とにかくメディア（この場合、大体テレビのことを意味しますが）とは恐ろしいものです。
結論からいえばウコンにプラス効果があるのは間違いないと思いますが、副作用のあるサプリであることも充分意識しなければならないものだと思います。そのようなものがなぜこれほど日本の健康食品の主流になったかは私にはさっぱりわかりません。最近ではダイエット効果までいわれていますが、ウコンは他国ではこれほどもてはやしていないようですね。
私がいったもの以外に、Xさんがいわれたようにタウリンも非常に効果があり、副作用もきわめて少ないといっていいでしょう。シジミが肝臓にいい、とはよくいいますが、シジミ以外にもイカ、タコ、牡蠣など海産物にたくさん含まれています。また大正製薬から「タウリン散」というタウリンの顆粒の処方医薬品が販売されていることからしても、医学的・薬学的にも効果が認められていることになると思います。タウリンは即効性もあり、私としては初期的な段階での肝臓障害でしたらタウリンがよいと思います。ただダイエット効果に関してはタウリンはそれほど期待できないと思いまして、このサイトではあまり触れてきませんでした。
念のためにいいますが私はウコンの摂取がいけないというのではありません。ただかなりのレベルの注意を要するハーブで、世間でいうほどやさしいものではないということです。
それにしてもXさん、相当の情報量、勉強量を有しておられると思ったのは他の方への書き込みの中でアーティチョークに関して、欧州で否定的な論文が発表され論議を呼んでいることをご存知でしたから、です。アーティチョークをすすめておいてそういう論文にわざと触れない私もウコンブームのことは悪くいえないかも知れませんね。一種の「アーティチョークファシズム」、かな（苦笑）

ききりこさんへ

Xさんのおっしゃるように腎臓対策というのはなかなか難しいのです。
どうしてもということでしたらサプリメントより、漢方薬がいいでしょう。六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸などの腎気系の漢方薬は腎臓の調子を強力にあげてくれます。しかしこれも症状が悪くなり通院・入院状態になってからでは使用しても意味がない（だけでなく危険）です。あくまで症状が悪化する前に症状の進行を止めてくれるもの、と考えるべきでしょう。
腎臓が本格的に悪くなると水分や塩分の摂取が制限され、さらにはカリウムの摂取までも制限されてしまいます。野菜や果物を食べるのにもにも注意を払わなければならないというのは辛いですよね。
それから上記の漢方薬は腎臓対策以外にも優れた効果をもっていて糖尿病治療・改善にも強い効果があり、人によっては血圧上昇を伴わない精力剤として使う人もいるみたいで面白いほど優れているのですが（八味地黄丸は遥か昔の紀元前、前漢の武帝の糖尿病を治したと伝えられています）いずれもジオウという胃腸に強くマイナス作用する成分を含有していて、これが実際負担をかけることが頻発するので胃弱の方は注意しなければなりませんね。

Ｘ様へ

アドバイスありがとうございます。まずは濃縮ウコンを4年近く飲んでいたのですが、この掲示板でウコンが肝臓によくないことを知り、今日からシジミ濃縮エキスを飲むことにしました。（肝臓の調子が腎臓に影響をあたえるそうなので）
あと、ダイエットしたら腹まわりや尻まわりは痩せるのですが太ももはまったく痩せないので何がいけないのかわからないのでアドバイスをお願いいたします。（今は水とグアバ茶と主に飲んでいます。）

ネコセンタイ様・Ｘ様　へ

早速のお返事ありがとうございます！
では、一旦甲状腺系のサプリは中止して王道の運動＆食事制限でガンバってみます。（これが難しいから色んなサプリに手を出してたワケですが(＾_＾;））
有り難い事に、ジムで親しくなった方が他所で個人レッスンの指導をしてるプロのトレーナーなので、色々教えて貰いながらトレーニングしたいと思っています。
　運動は好きなので問題ないのですが、やはり食欲が出て困ってしまいます･･･。メリディアや昔使ってた天天素など、キツイ薬を飲むと効果バツグンなんですが、やはり副作用が怖いです。ゆくゆくは出産も考えてますので･･･。
食欲抑制系で何かいいモノはないですかね･･･(＾O＾;

で、話はダイエットとは異なりますが、ウコンの話題が出てたので質問させて下さい。
　私の父は慢性肝炎で数年前から腫瘍マーカー検査で癌反応が出ています。（幸いな事に反応のみで腫瘍は発生していませんが）
で、数年前から肝臓にはウコンがいいという事で粉末のウコンを直で服用しています。朝・昼・晩小さじ一杯づつ位でしょうか。
詳しくは分からないのですが、春ウコンと紫ウコンを混ぜたやつみたいです。　やはり服用は中止させた方がいいのでしょうか？
父は肝臓の数値が安定してるのでウコンはいい！と信じて母と姉にも勧めて飲んでいます。（私はなぜか食欲が増すのでやめましたが）　ぜひ情報提供お願いします。

Ｘ様

有り難うございます。ビタミンEサプリに関してさえ今頃新たな事実がわかっているくらいですから、シブトラミンに関しても今後悪影響が見つかる可能性があるかもしれないとは思っております。そういう意味も含めて、慎重に摂取しようと思います。頭痛などは服用になれてくるとタイミングなどでどうにかなりそうですが、一番厄介なのは実はアトピーかもしれません。そのせいであまり連続的に摂取できなくなっているのは、かえって良いことなのかもしれませんね。動悸がバクバクすればやはり怖いので、自重します。ダイエットのせいで脳内出血、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞になっては笑い話にもなりませんもんね。

ネコセンタイ様

少し安心致しました。とはいえ、しっかり副作用が出ている状態ですので、期間と量には注意していきたいと思います。しばらくはこのまま週に一度休日のみの使用でいくつもりです。有り難うございました。

Ｘ　様
お気に掛けて下さいまして有難うございます。
この掲示板を上手に利用できて嬉しく思っています。
有難うございました。

ネコセンタイ　様

こんばんは。
ご丁寧なお返事有難うございます。
とてもわかりやすく教えて頂きまして本当に有難うございました。
ここまで間口を狭くして頂きますと、
素人の私でも検索できますので助かりました。
お礼申し上げます。

それでは、みる様・皆様どうもおじゃましました。

ききりこさん
腎臓は難しい臓器で、うかつなサプリメントはそれを排泄する為に余計負担をかけてしまうのでなかなか腎臓向けのサプリメントって無いですね
まず、腎臓が老廃物を十分に排泄出来ない状態の場合、既にサプリメントではどうする事も出来ないのではないかと思います
そうではなく尿量が少ないとかむくむとかが気になる程度の事であれば、普通はダンデライオンルート（タンポポの根）のサプリメントを使ってみるのはいかがでしょうか？

希さん
もし長期的な視点でダイエットを行うのであれば、有酸素系運動はやめて筋トレのみにしたほうがいいようです

実はボディービルを行っている方のブログをみた事があるんですが、筋トレの後有酸素運動を行ったら体脂肪が増えた、トレーナーによると筋トレ後の有酸素運動は糖分不足の状態で運動を行うため筋肉の１部を分解してエネルギー源にしてしまう、だから筋肉量が減ってしまうという事が書いてありました

確かに体脂肪が非常に多い状態では有酸素運動は有効なんですが、ある程度落ちてくるとむしろ筋肉量を増やすため無酸素運動のみにした方が結果が出るようなんです

もっとも私は運動生理学は門外漢もいいところなんで、そういう事はジムの専属トレーナーの方に相談するのが一番なんですがね
どうでしょうか？１度専門の方に相談なさっては？

Ｋさん
ネコセンタイさんが既に書かれていますが、ウコンは非常に危険です
カレーに使われている程度の量であれば普通問題はありませんが、エキス剤のサプリメントを服用したり、ウコンの粉を常用したりすると肝臓を壊す恐れが有ります
実際、健康食品として販売されていたウコンの粉を常用していた女性が持病の肝臓を悪化させて２度も入院した事例が新聞で報道された事もあります

肝臓に関してはマリアアザミが１番のおすすめです
ドイツでは医薬品として扱われるほどの効果がありながら、通常の使用では危険な副作用が報告されていないというすばらしい薬草です
私はダイエットのためではなく、ダイエットによる肝臓への負担から肝臓を保護するために常用しています

また、タウリンもおすすめです
日本では昔からシジミ汁が肝臓に良いとされてきましたが、シジミ汁の有効成分がタウリンなのです

ネコセンタさんのおすすめのアーティチョークに関しては、ダイエット効果についてはわかりませんが、私個人の意見としては肝臓に関してはそれほど期待は出来ないと思っています
詳細は忘れましたが、最近アーティチョークの肝解毒効果に関して否定的な研究論文が発表されたからです
ですから私的には現在保留という所です

三斗さん
＞シブトラミンを服用したことによって、後々何か弊害があるのではないかと心配しています
シブトラミン自体まだ出来てからそれほど経っていないので、長期の影響についてははっきりした事は言えません
しかしながら、ノルアドレナリン増加による副作用がはっきり現れている状態で使用し続けると、心臓への負担、血管への負担が後に悪影響をあらわす恐れがあります
具体的に言えば脳内出血、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などです
必ずなるというものでもありませんし、いつそうなるかもわかりませんが、心臓や血管に負担をかけるという事はそういうリスクが高くなるという事です

ケリーさん
ＣＬＡについては、１日３～６ｇをとることでトレーニングで脂肪を筋肉に置き換えることを促進すると言われています
３ｇとるというところが問題で、日本製のサプリメントでは量が足りなく、逆にアメリカ製のサプリメントはかなり巨大なカプセルで飲みにくくなっています
製品としてはＮＡＴＲＯＬ社のものが元祖で信用がおけますが、とにかく巨大なカプセルなのでお勧めしにくいです

ＣｏＱ１０・アルファリポ酸・カルニチンに関しては、とる事でダイエットになるというよりは、中年以後でなかなかダイエットの効果が出にくい場合に使うのが一般的なようです
年齢による代謝の衰えをカバーするのが狙いです、若い人がとっても今以上に代謝が増えるというものではありません
あるある・スパスパ・おもいっきりＴＶなどは４０代以後のオバサン世代向けの番組ですので、中年むけのサプリを紹介していますが、若い人には無駄です

ただ、ハードな筋トレなどをする方は、通常では不足する場合もあるのでアルファリポ酸やカルニチンを意識して補給するようです
また極度に肥満がすすみ糖尿になっている場合はアルファリポ酸はインシュリンを助ける働きがあるので有効です

ネコセンタイ様　X様へ

腎臓の調子が悪いと頭痛になるとあるHPで書いてあったので教えていただきたいのですが、腎機能改善のいいサプリはないでしょうか。

希さんへ

長期的な作戦でいかれるのなら、いったん有酸素系に集中して、その効果を確定されてみるのは一つの考え方だと思います。しかも甲状腺系の効果がでていない可能性もあるようですから、そうされることにはより意味があると思います。そのことで有酸素系が実はマイナスだった、ということが判明することもありうるのですから、甲状腺系のもののためにもなると思います。甲状腺系をいったんやめる、とはケルプの摂取の一時的中止も含めて、ということですね。
複数のダイエット方法を平行すると、どれがプラス、どれがマイナスかわからなくなり、実は打ち消しあっていたりして厄介なのです。時間に余裕があれば一つ一つを試されていくのが一番いいのですけれどね。
以前漢方の本で漢方が孫子の兵法の駆け引きに類似している、という説明を読んだことがあります。味方は自意識、敵は体内の病邪ということでしょうか。これはダイエットにも共通する考え方で、様子をみながら引いたり攻めたり防衛に徹したりして、勝利の方向へじわじわともっていかなければならないということになると思います。

Kさんへ

ウコンに関してはダイエット効果に関して期待できないだけでなく、肝機能改善そのものに関しても疑問が若干でてきているようです。特に過剰摂取に関して、肝機能など体全般にマイナス効果が出ることを警戒した方がよいみたいです。漢方の柴胡剤と同様、慎重に使わなければならない肝機能対策薬、ということになると思います。別にウコンの働きを根底から否定する、ということではないのですが、世間のウコンブームに関しては、だいぶ割り引いて考えなければならない、とは言いたいと思います。
肝機能系ではアーティチョークがまずおすすめで、おそらくアメリカのサプリショップではかなりの常連さんとして店頭販売されていると思います。アーティチョークはダイエットサプリの一種といっていいものですし、脂肪肝対策のハーブとして欧米では実に長い歴史をもっています。
マリアアザミ（ミルクシスル）も有力な脂肪肝サプリですが、これはダイエットと直接的に結びつく、という説はあまり聞いたことがありません。しかし濃度がきわめて高いものであれば（あるいは吸収率のよいもの）マリアアザミの肝臓内の脂肪分解の働きがダイエットに関係してくる、と考えていいと思います。マリアアザミの歴史も古く、しかもよく効くので、ヨーロッパでは現在、その濃縮エキスが「レガロン」という医薬品になっているくらいです。
アーティチョーク、マリアアザミともに胃部不快感の副作用が若干報告されていますが、疾患を呼ぶようなものではなく、基本的には安全なサプリだと思います。
その他、メチオニン、グルタチオンなども肝機能系のダイエットを可能にしてくれるサプリメントとしてあげることができると思います。
水分系は何といってもまずカリウムのサプリですが、個人輸入でよくみかける「カリウム99ｍｇ」以外のものも向こうではあるかもしれませんね。ただカリウムは一度に７００ｍｇとか８００ｍｇなりの量を摂取すると一時的に高カリウム血症に陥り、心臓などへの負担が症状であらわれますので、こまめな摂取が大切だと思います。食事などの摂取も計算して、一日の摂取量の上限２０００ｍｇをこえないようにしましょう。とはいえ現代人は慢性的なカリウム不足で、このことが肥満傾向を生んでいるのもまた事実ですけれどもね。
それ以外にジンジャー（生姜）のサプリも水太りには有効です。ジンジャーを薬効的なものとしてとらえる考え方は漢方由来と捉えられがちですが、欧米でもジンジャーは薬効的なものとして考えられてきていて、かなり早くからサプリ化されてきました。またジンジャーは体の熱代謝もあげる働きがあります。しかもカイエン（唐辛子）と違い消化器へのダメージが非常に少ないので優れています。ただ、Kさんが使われたサプリのひとつであるゼナドリンEFXに入っていまして、そのことからして期待度はやや落ちるかもしれません。けれど複合サプリで効かないで単体で効く、ということもよくあるし、ゼナドリンはほんとにいろいろ入っていますから、ジンジャーの「個性」が消されていたのかもしれませんね。

三斗さんへ

後々に残る弊害とは、たとえば不妊症のようなもののことをいうのでしょうか。シブトラミン製剤で不妊症そのものになった、ということはないようです。しかし服用中、また服用直後に生理の周期が乱れてしまい妊娠などにも悪影響が現れるという事例はかなり報告されています。服用を中止すればこれらのマイナス症状は次第に緩和されると思います。
高血圧に関しても、服用をやめたのちも高血圧状態そのものが継続してしまう、ということはそれほど心配されなくてもいいと思います。いろんな副作用は服用をやめればほとんどの場合、停止します。しかし服用期間中に副作用により二次的に病状が発生しそれが後遺症を残すこと（高血圧が体内で出血をもたらした場合など）は当然ありうると思います。

ネコセンタイ様

アドバイスありがとうございます。
とりあえずググルを試してみることにします。
結果がでたら報告しますね。

ネコセンタイ様へ

お久しぶりです。
先日から、ケルプ・チロシンに加えてググルステロンを服用して結構経つのですが、残念ながら特に変化は無しです（Ｔ_Ｔ）
で、ケリーさんへのお返事を見て不安になったのですが、私もここ最近ジムにかなり力を入れてます。30～60分の有酸素運動＆30分位筋トレをしてます（その際にアミノ酸のサプリを服用）。　ジムは続けていくつもりなので、ケルプ等のサプリはやめた方が良いのでしょうか？？？
お忙しいとは思いますがアドバイス宜しくお願いします。

Ｋ様

レスありがとうございます。
そうなんですか・・・食べすぎとか（私のような）そういった単純な原因ではないとは思っていました。
一日の摂取ｶﾛﾘｰは本当に少なそうですもの。

閉経されてから体重は多少は変動するのかもしれませんね。
でも、体調が良くなられたのなら良かったですね。

Ｋさんは、お子さんから手を離れていらっしゃって、経済的にも余裕がおありそうだし（どっちも羨ましい♪）
エステとジムの会員にもなられたら、みるみる痩せられそうな気もしますけど。
私は、チビさえいなければ、ジムに行きたい！！

でも、わかりますよ、どうしても、やっぱり効くｻﾌﾟﾘというものに興味ありますよね。